2点の浪人日記

東京大学文科一類に通いたい浪人生のブログ

駿台の廊下でチー牛にdisられた

みなさまごきげんよう、2点です。

ちょっとショックなことがあったから聞いてほしい。いや、ショックというか仕方ないことなのかもしれないし、春から進学(?)するところについて初授業も受けてないってのに文句を言うのはおかしいから書くのはやめようかなとも思ったけれど、結構凹んでいるので話を聞いてほしいです。

 

浪人が決定してからというもの、某は毎日駿台に自習に行っている。某は自宅だと集中力が途切れがちだし、だから魔材を飲もうと思うと母に「せめて1ヶ月に1本にしなさい!体に悪い!」と没収を食らったりするのである。ちなみに喫茶店で勉強するとおばちゃんに絡まれたりする。それゆえ、自習室の存在というのは非常に有り難い。親と揉めに揉めた結果駿台早慶コースに入ることが決定したのだが(またブログでゲロらせてください)、そこは理不尽だけれど、とにかく自習室が使えるのが嬉しい。没収について気にすることなく500mlの魔材を飲み干せるし、屁はかまされないし、最高です。駿台さんいつもありがとう。

 

さて、普段は平和に自習室を利用している某であるが、先日、自習中にトイレに行こうと自習室を出て、トイレに向かった。そのさい、自習室のドア前に男が2人いた。片方はいかにも浪人デビューなただブリーチをしただけみたいな金髪で、もう片方はもさっとした黒髪だった。どちらも服装はちょっとはおしゃれを意識したような、オーバーサイズの上下を着ていた。ちなみに顔は、ツイッターランド国民のみなさまお馴染み、あの”チー牛”に似ていた。

 

 

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三色チーズ牛丼特盛に温玉トッピング頼んでそうな顔、通称チー牛

 

ここまではいい。某は「あ、あの人たちも浪人かな」なんて思いながら前を通過して、トイレでツイッターランドへの小旅行をしたのちに勉強に戻ろうとドアを開けた。すると、あの2人組は、こちらを見てコソコソ何か言うのである。

 

「ちょww」

「あれ私文、絶対私文www」

「やめろおま、ちょ、聞こえてるってwwwwww」

「私文以外ありえないwwwwww」

「わかる、絶対私文やろwwwwwwwww」

 

某はドア近くの席で勉強していたゆえ、そいつらがまあまあ大きい声で雑談しているのが全部聞こえた。おま、ちょ、本当に聞こえてますよ。

 

仏の心を持ちたいと常日頃から思っている某であるが、ムカついた。非常にムカついた。某は一応、東大志望である。私文はパリピが多くて怖くてとてもじゃないけど志望なんてできない人間である。チャラチャラとかウェイとかそんなのとは程遠い世界線で泥水すすりながら震えてきた人間である。某のどこが私文志望に見えるんか。某をヨウキャの仲間にしてくれるな。ヨウキャ怖い、マジ死ぬ。

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ググったら死んだチー牛の画像とかあった

 

真面目に考えた。ピアスを開けているからかもしれない。髪の毛染めてたからかもしれない。でもそんなの、お前らだってやってたじゃないか、チー牛。某は見た。お前が浪人デビューをしようと思ったのか髪の毛を金髪にしているのを、そして、その耳にイヤリングとイヤーカフがついているのを。穴を開けるのが怖いんか。ピアス、一度開けてしまえば付けられるものの幅が広がるしロブくらいなら大した痛みはないから開けるのおすすめだぞ。某とお前、大して違いはないじゃないか、チー牛。ちなみにお前はどこ志望なんだ、チー牛。

 

某は考えた。発想が逆なのかもしれない、と。「絶対あいつは私文」「私文以外ありえない」というのは、某がイケイケだから、どうしても私文にしか見えないということを意味している可能性もある。だとしたら、それは褒め言葉である。某の中身は完全にツイ廃インキャでインターネット上の一人称は某なレベルだが、もしかしたら見た目がイケていて、私文、わんちゃん青学とか慶應とかの飲みサーで「ウェイ卍」とかコールしてたり、クラブで踊り狂ってたり、海外留学で外国人の友達作ってキラッキラの集合写真インスタに載せたり、スタバでバイトしてたりしてもおかしくなかったりするのかもしれないみたいな(私立文系大学生への偏見)ことを意味する上級の隠喩なのかもしれない。

 

だとしたら、これは完全に褒め言葉ではないか。なんか嬉しいような嬉しくないような。ありがとうチー牛。

 

某の中で一周回って褒め言葉として受け取る方針で固まってきたところで、チー牛の片方が某の後ろを通過した。おっ、長いおしゃべりを終えてついに勉強に戻るのか。えらいぞチー牛。というか、チー牛とまあまあ席近くて草。

 

しかし、チー牛は自習に戻らなかった。

 

自分の机に何をするまでもなく戻ったチー牛は、再びきょろきょろしながら廊下へと還っていった。まるで、海から生まれ育った川へ産卵のために遡上する鮭のようだ。そしてまた、もう片方のチー牛と雑談を始めるのである。

 

「おい数学あったぞ数学!」

「え、理系?」

「いや世界史あった」

「私文?!」(なんでだよ!)

「え、私文だとしたらどこだ?慶應経済?早稲田政経?(ここネイティヴ学歴厨の発音)」

「国文の可能性ある?」

「わんちゃんある、でも、私文な気がするんだけどな〜wwwwww」(だから、なんでだよ!!!)

「早稲田政経は共テで数学で、慶應経済A方式は数学使うけど世界史やるっけ?え?謎じゃね??」

「え、ちょwwwww世界史と数学wwwwww」

 

 

おいチー牛。お前、自習しに戻ってきたんじゃなくて某の机の上の教科書見に帰ってきたのか。教科書から受験科目特定しようとしてるんか。受験科目特定したら金になるんか、おい、チー牛。

 

いや、発想が逆なのかもしれない。ここでチー牛に対して嫌悪感を抱いたりするのは早計かもしれない。チー牛は、某の受験科目を特定しようとするくらいには某に関心があるらしい。ゆえに、実は、チー牛は某の仲間になりたいのかもしれない。うん、そうなのかもしれない。それならば仕方がない。某にも考えがある。

 

某は空のモンスターエナジーの缶を握って席を立った。普段は帰るタイミングで缶を捨てているが、ここは仕方がない。チー牛が某と友達になるチャンスを授けよう。話せば、少しは分かり合えるものがあるかもしれない。某は廊下へ出て、まずはゴミ箱に向かった。

しかし、なんということだ。突然の某の出現に、廊下のチー牛2人組は黙り込んでしまった。さっきまで楽しそうに某の受験校予想してたじゃん。なんだよ、話しかけてこいよ、つまんねえな。

あまりにもつまらない展開すぎる。なんだこりゃ。ただやられっぱなしじゃブログのネタにならないじゃねえか。つまらない、つまらなさすぎる。

最近美少女画像でアクセスを稼ぐことを覚えたプロブロガー某は缶をゴミ箱に捨てて自習室に戻るタイミングで思い切った。

 

「どうも」

 

軽くチー牛に会釈をして、自習室に戻ってみた。あの瞬間のポカンとしたチー牛の顔は今でも忘れられない。さっきまで世界史と数学のコンビネーションについて熱い議論を交わしていたチー牛はすっかり静かになってしまった。某が通り過ぎたらまた騒ぎ出すかと思ったけれど、チー牛はもう本当に静かになって、小声で「ちょww」とか言葉を交わしたあとは「うわぁ〜勉強だりぃ〜」なんて当たり障りのなさすぎる会話を少しして、各自の席に戻ってしまった。なんだよ、チー牛。ネタ提供をありがとう。もしこれ見てたら伝えたいんだけど、私文も受けるけど私立専願ではないです。あのとき机の上に教材置いてなかったんですけど、二次では英語国語数学世界史のほかに地理も使う予定です。大声では決して言えないけれど、東大志望です。国立志望です。こそこそ話されるのあまり気分良くなかったので本人に直接受験に使う科目とか聞いてくれて構わないです。駿横に友達皆無なので、話しかけてくれたら喜びます。一年間がんばろうにん。よろしく。