2点の浪人日記

東京大学文科一類に通いたい浪人生のブログ

思ってた横浜と違う

みなさまごきげんよう、2点です。

本日某が主張したいことはタイトルの通りです。某の通っている宗教法人駿台横浜校のあるあたり、思ってた横浜と違いすぎます。詐欺と言ってもいいくらいだと思います。ひどいです。こんなこと言ったら教祖様に微笑まれそうですね(内輪ネタですごめんなさい)。

 

「横浜」と聞いて、みなさまは何を思い浮かべるでしょうか。

 

某は綺麗な海、港に停まる船、都会的なかっこいいビルの並び、レトロな赤レンガ倉庫、ライトアップされた観覧車なんていうのを想像します。少し歩けば中華街があって……みたいな。みなさまもそうですよね?そうだと思います。

 

しかし、我がサティアンのある場所は全然違うんです。海とか見えないし、近くの道路はボッコボコで舗装とかあまりされてないし、途中にある川はクッソ汚いし、この間は謎のトリが羽を広げて休んでいました。なんて名前なんでしょうか、このトリ。

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めっちゃ羽バサバサしてた、結構でかいトリ

 

なんか、本当に、思っていた横浜と違います。近未来的なビルな予備校で潮風に吹かれながら一年間勉学に励むことを想像していたのですが、違います。クッソきたねえ空気すすって教祖様に微笑まれながら勉強することになるとは思っていませんでした。イメージと違いすぎます。ひどいです。ちなみに、駿台で出会った横濱市民様に某の思う横浜の話をしたら、「それは桜木町とかみなとみらいとかって言うんだよ」と笑われました。こんなものでしょうか。思ってたのと違いすぎます。

 

今日なんて、街宣車が来ました。というか、昨日もいました。昨日は今日ほど長くは駿台前に居座らず、須藤先生(世界史の方)が、「うっるさいねえ、本当うっるさいねえ、もう、『うるせえ!俺は駿台予備校の日本史科の須藤だ!!!』ってキレてやりたいくらいだよねえ」とちょっと呟くくらいで済んだのですが、今日はもっと酷かった。

 

 

 

街宣車が来たのは数学の授業が終わりに近づき、先生がラストスパートをかけている頃だった。突如鳴り響くなんか壮大な音楽、謎の大声。先生はスルーして授業を続けようとしたものの、無視できるレヴェル("レベル"と書かないこの表記、須藤風)ではなく、「何やってんのかね、うるさいね」的なことを少し漏らした。しかし、すごいのはここからである。

授業は少し延長したのだが、終了のチャイムがなったくらいのタイミングで、街宣車の音が急に大きくなった。授業が終わる時間とか知られていたりするのだろうか。先生も生徒も苦笑いだった。"マジで"うるさい。街宣車やってる奴らの目的が何なのかはわからないが、駿台予備校への営業妨害をすることや生徒に迷惑をかけることだとしたら大成功である。本当に、本当に、迷惑でした。おめでとうございます。

 

しかし、ただ迷惑を被っただけでは話にならない。かといって、街宣車なんてやってるヤバい集団に何かやり返す訳にもいかない。でも、「駿台街宣車が来た。煩かった。」なんて言ったって何が面白いっていうんだ。最近ブログを書こうと思っても須藤先生か須藤先生以外かくらいの日常だから困っている。ネタがないことをネタにしてブログを書こうかと思うくらいである。地元では絶対に目撃できないようなこんなモノが現れた以上絶対にネタにしたい。クソブロガー某は考えた。

 

そうだ、街宣車を一目見て、車の見た目とかについてちょっぴりdisってやろうじゃないか。思いっきりdisったら電波攻撃とかされそうで怖いからちょっとだけ、例えば車体が茶色だったらうんこ色くらい言ってやってもいいじゃないか。こっちは迷惑を被ったんだ、それくらい許されて良いはずだ。というか、逆に褒めても良いな。黒塗りの高級車だったとかデタラメ書いて「教祖様vs黒塗り高級車」とかタイトルにしたらウケるかな。某はクソブロガー精神で窓に向かった。Covid-19対策で窓は元々開いている。そこからチラッと覗くだけの簡単なお仕事だ。

 

しかし、なんということだ。窓の開いている部分は端っこの部分ゆえ、街宣車が思うように観測できないじゃないか。なんということだ。仕方がない、これは真ん中あたりの窓を開けてみるしかない。某は振り返った。すると意外なことに、教室から少しずつクラスメイト(クラスメイト以外の表現が思いつかなかった)が集まっていた。

 

「見えた?どんなやつ?」

 

なんと、クラスメイトに、話しかけられた。こんな奇行をする人間に話しかけようという意思を一瞬でも持つ者が地球上にいたというのか。嬉しい。こんなクソ人間が存在していい地球にありがとう。休み時間に真っ先に窓の外を覗きに行ったことで一年間白い目で見られ続けることを密かに危惧していた某は思いがけぬ展開に喜んだ。

 

「位置悪くて見えないわ」

 

「真ん中とか見えるかな」

 

誰かが言って、また別の誰かが真ん中の窓を開ける。しかしみんな微妙にびびっているのか誰も見に行かない。ここはアスペ特有の行動力を持つ某が行くしかなかろう。

気持ち腰を折って窓の外を眺めると、そこには街宣車があった。さっきまでdisるか逆に褒め称えるかの二択で迷っていたその街宣車、ビジュアルは本当に普通。世界史担当のもう1人が須藤先生なおかげでなおさら普通さが際立っている田中先生よりももっと普通。なんというか、本当に、普通以外に形容するのにふさわしい言葉がないくらい普通。某が期待していた「右翼軍団xx」とかそんなロゴは入ってないし改造もされていない。車体もメガホンも真っ白で、メガホンの数がここまで多くなければ普通に石焼き芋を売っていても違和感ないくらいな見た目。なんだ、つまんねえな。つまんねえやつほどよく吠えるっていうのはこのことなのか。これ、ネタにはならないかもなぁ。

 

しかし、思ってたのと違う展開が訪れた。某が窓のそばから外れて教室を振り返ると、そこには高校の教室のあの空気みたいな、謎の一体感があった。話しかけていいのか悪いのかわからない、結局のところみんな別々の個体として生活しているいつものあの"予備校の空気"じゃなくって、完全に"高校のクラスの空気"が広がっていた。

 

「どんなやつ?」

 

「なんか白いやつ」

 

「よく見えないかも」

 

「こっちからだと見えるかも」

 

ああ、なつかしい。なつかしさが某の中で蘇る。ほんのちょっと前のこと、でも遠い昔のことのような、あの教室の空気。一応クラスの誰に話しかけても当たり前に"友達"という感覚で会話ができて、当時はありがたみがわからなかったけど、今になってありがたさがとてもわかるあの空気。なんか感慨深かった。その空気のおかげで何人かの人間と会話ができた。話してくれた方、ありがとうございました。教室という空間でああいう温かい空間に遭遇することはこういう奇跡がない限りもうないかもしれない、そう思うと今日は本当に幸せな思い出ができたなぁ、と。ありがとう街宣車、ありがとうクラスメイト。